「シンガー」と「シンガーソングライター」は全くもって別物

やたら目につく「弾き語り」
世は「投稿」「配信」時代。。。
SNSでは面白い・可愛い・胸糞悪いなど、さまざまな投稿が繰り広げられている。
配信もそう。
YouTube LIVEのみならず、TikTok LIVEやインスタLIVE。
メタバースLIVEも然り。
ライバー?
なんだかビジネスの匂いがプンプンする気もしますが、LIVE配信でやたら目につく「弾き語り」。
オリジナル曲を歌ってる人はほとんど見たことがない。
みんなカバーを歌っている。
配信をするぐらいだから、みなさん上手い。
しかしそこに、信念など感じない。
「フォローお願いします💓」
「投げ銭受け付けてます!」
つまりは、そういうことだ。
ひと様がやることにいちいち小言を言う気はないが、個人的に思うところがある。
いいですか、皆さん!
「シンガー」と「シンガーソングライター」は、全くの別物ですからね!
って言うのもね、「シンガーソングライター」と名乗っておきながらカバーしか歌わない人がやたら目につくもんで。
ソングライター、つまりは自分で作詞作曲してオリジナル曲を作るアーティスト。
ソングライターとしての心意気があるなら、オリジナル曲を披露してナンボだと思うんですがね。。。
その上で、カバーもするというならわかる。
配信で弾き語りをしているほとんどの人は、カバー歌ってドヤ!って感じ。
別にいいんですけど、弾き語りの「崇高さ」みたいなものが軽んじられてるような気がして。
弾き語りでプロを張ってるミュージシャンのそれと、
ルックスとちょっと器用なうまさでカバーを歌ってるそれを、
同じ「弾き語り」とは思わないでほしい。。。
まあ、ただの個人的な思いなんですけどね💧
「シンガー」と「シンガーソングライター」は別物
「シンガーソングライター」という肩書きをつけたいだけじゃない?
って突っ込みたくなることがよくある。
で、あなたのオリジナル曲は?
さぞかし名曲なんでしょう?
そんな意地の悪い言い方をしたくなってしまうほど、カバーしか歌わない。
リアルのライブハウスで音楽活動してるシンガーソングライターで、そう感じてる人は結構いるんじゃないかと思う。
ソングライターという肩書きを、軽んじてくれるな!と。
歌を作るのは楽しい。
ある種の快感でもある。
でも、そんなに簡単なもんでもない。
コード進行やメロディ、リズム、そして歌詞。
1曲・2曲なら、なんとなくできるかもしれない。
見よう見まねとか、「〇〇っぽく」作れば、それなりに形になるでしょう。
だから簡単に「シンガーソングライター」って言いたくなるんですよね。
しかし。
本腰を入れた途端に、ソングライティングというものがどれだけ奥深いかを痛感する。
僕は「歌の作り方」とか、「作曲の仕方」とか、そんな講釈を垂れるのはナンセンスだと思ってます。
なぜなら、習ったって作れるほど単純なもんじゃないから。
歌詞の書き方、コード理論、作曲のコツなど、ちょこっと学んで歌ができれば苦労しないですって。
ノートを開いて、さあ、作詞してみてください?
あなたのオリジナルな言葉がどれだけ書けますか?
僕は、カバーをあまりしない。
遊びで時々やりますけど、カラオケ歌うのと同じ感覚。
自分の歌を披露するのとは全然違う心持ちで歌います。
自分のライブで、なぜカバーをしないのか?
歌を作る大変さをわかってるつもりだから。
軽々しくそのアーティストが苦労して生み出した歌を拝借して、ライブするような真似をしたくないからです。
僕なりの、ミュージシャンに対するリスペクトを込めた考え方です。
V -singer、さらには歌うこともしないバーチャルアーティストまでいる。
顔出し配信では、生活感あふれるベッドサイドで、アグラかいてカバーを弾き語りしてりゃ稼げる人もいる。
かたや、
ライブハウスで真剣に自分の歌を、ほとんどお客さんのいない前で歌っているシンガーソングライターが山ほどいる。
一体どうなってるんだ?
「弾き語り」の価値は。
どうか、「なんちゃってが多いな」とわかっている世の中であって欲しい。
そして、シンガーソングライターの真剣なオリジナル曲を楽しみにするリスナーが増えて。
配信LIVEではシンガーソングライターが魂を込めた歌を思い切り歌うような。
そういったLIVE配信こそが、音楽LIVE配信の基本であったらなぁ、と思うわけです。
KazumichiワークスはClusterでメタバースライブをやっています。
ハッキリ言って、人気はない。。。
でも、楽しみにしてくれている人がいる。
なにより、シンガーソングライターの歌を届けているという自負はある。
「弾き語り」がやたら目につくLIVE配信界隈、
自分もClusterでメタバースLIVEやってる一人として、
ちゃんと、シンガーソングライターでありたいと思う。
色気と媚びうりで配信してる弾き語り連中なんぞ、そのうち歌うことすらしなくなるんだから。
こちとら、歌に取り憑かれて25年以上。
いまだに貧乏しながら歌ってる。
負けたくないよね、やっぱりさ。