【精神科病院の清掃バイト】思ってることが、いかに現実か。

患者さん達の世界

※まずはじめに、お伝えしておきます。

ブログのネタとして、精神科病院の清掃バイトで日々接する患者さん達のことを色付けして話ますが、決して馬鹿にしているわけじゃないですし、笑いものにしているわけじゃありません。

「歳をとる」ということを、自分も考えさせられます。

そして今、自分が健康で働けて、貧乏ながらも好きな事にチャレンジできている人生に感謝の思いが宿ります。

汗だくで清掃しているおじさん。

社会的な立ち位置としては惨めに思われることが多い。

 

「いつもキレイにしてくれてありがとうございます」

「毎日ご苦労様です」

多くの患者さんが、清掃員を労ってくれます。

 

ちなみに、病院のスタッフさんからはそんなこと一切言われません。。。笑

むしろちょっと邪魔扱い?

口には出さないまでも、明らかに見下されてる感がなきにしもあらず。

まあいいんですけどね。

 

というわけで、患者さんとのコミュニケーションで救われてる面もあったりするんです。

敬意を持って、精神科病棟で感じることを書かせてもらうことをご理解ください。

さて、精神科病棟と言っても、老人介護施設に近いかもしれません。

車椅子を使っている患者さんが圧倒的に多い。

オムツをしてる方がほとんど。

中にはもう少し若い方(と言っても50代くらいか)もいますが、ほぼご老人の世界。

 

そして精神科だけあって。

(失礼な言い方かもしれませんが)その患者さんの世界観で、現実とは全く違う世界を生きている感じがします。

本当に「人間の人生は十人十色なんだなぁ」と、思い知らされます。

 

今日はたまたま「緊急コール?」みたいなのが昼休みに流れて。

何事かと思ったら、どうやら男性の患者さんが暴れて言うことを聞かない状態になっていたっぽい。

午後の清掃で病棟に入ると、ナース・先生・ワーカーさんなど10名くらいに囲まれて、ベッドに拘束されている最中でした。

もちろん、スタッフさんは最善の対処をしていたんでしょうし、素人が口を挟めるもんじゃない。

清掃員として、側から様子を伺っているだけ。

 

患者さんの声が聞こえました。

「こんなみっともねぇマネさせるなよ!」って暴れていて。

大の男が他の患者さんが見守る中で、足をもたれて身体中を押さえつけられて。

自分の意識と、かけ離れている現実と。

ちょっと考えさせられる光景でした。

 

今、自分がこの意識のまま、身体の自由がきかない寝たきりになったら?

自分はマトモなのに、なぜかこんな病院にいると不満を抱えていたら?

患者さんの多くが「なんでここにいるの?」と思っている言動をする。

 

そのストレスが噴き出した時、なぜか若い人間に取り囲まれてがんじがらめに抑え込まれて。

オムツをはかされ、ベッドに縛り付けられて。

 

「ふざけんなよ!なんでこんなことするんだ?」

 

自分だって、同じことを言うかもしれない。。。

 

まあ、今日はこんなこともありましたが、基本的にはご老人ばかりというのもありおとなしい方が多い。

そして、いろんな世界観で、それぞれが生きている。

 

入院していることをわかっていない人は、いつタクシー来るの?と言い続ける。

ベッドの上で、会社の役員業務をしているかのような連絡をしてくる患者さんもいる。

「私を連れてってよ!」と、ずぅ〜っと大声出してるおばあさんもいる。

逆に、一見すると「どこがおかしいんだろう?」と思うほど普通な方もいる。

きっと、精神科に入られる方にもさまざまな「タイプ」があるんでしょうね。

 

最近気になってるのが、男性3人組。

新学期から少し経って、仲良くなったグループみたいな?

行動を共にしている感じが、微笑ましい。

友達のいない自分より、よっぽどマトモなんじゃないか?とも思える。。。

 

ただし、何度も言いますがここは精神科病棟。

その3人組の様子を見てると、不思議な、カオスな関係性が成り立っていて。

それぞれが認知症だと思いますから、常に状況は変化してるとは思いますが。

 

こう言っちゃなんですが、コントみたいな状態になってることがあって。

申し訳ないですが、マスクの内側で笑っちゃってることがあります💦

コント「社長室で部下に小言をいう上司」。

…そんな感じの光景が繰り広げられてて。

「まあ、引き続き頑張ってくれたまえ」

「失礼します」

 

病棟の食堂(ホールのようになっていてテーブルが置いてある)の片隅で、そんな一幕を見ました。

そしてまた3人で病棟の廊下を徘徊してるわけです。

でもなんか、それぞれ一人でいた時より楽しそうなんですよ。

時々笑ったりして。

 

どんな状況であれ、今を生きているんですね。

 

人間は結局「今を生きているだけなんだ」と、なんとも言えない気持ちになります。

そして、「環境下で生きているんだけど、環境下で生きてるわけじゃない」というか。

考えてる世界で生きてるんです。

 

3人組の患者さんは、刹那的であっても、会社の仲間だったり同じクラスの友達のような「そう思っている世界」で生きているんです。

 

「そう思ったら そう!」

YouTube講演家の鴨頭さんの言葉。

この言葉、僕は好きで。

 

人間は自分が考えた通りの人生を歩む。

なんか患者さんを見てると、ある意味で「真理」のような気がする。

 

底辺の清掃バイトと馬鹿にする人もいるでしょう。

でも、学びの多いお仕事って思います。

感謝とか、幸せの感度とか、生きることや命に通ずる学びが。

 

患者さん達の世界。

なかなかのカオスな会話や、叫んでる患者さん同士で会話が始まったり(お互い誰と話してるかわかってない)、全く通じ合ってないのに話が続いてたり。。。

慣れてきましたが、何を言ってるのかわからない時の対応は相変わらず困る💧

(だって、何言ってるかわからないから💦)



40年後の自分の脳内

自分だって歳をとる。

運よく生きていられれば、50、60、70歳と爺さんになっていく。

間違いなく、患者さん達のように「施設に入れる」老後はないだろう。。。

身体が動かなくなったら、終わりだと思う。

 

自分の40年後の脳内。

患者さん達の話は、自分のことでもあるかもしれない。

歌を作ってるような人間だから、想像の世界に浸るじいさんになってるかも。

 

もし自分がこの病院の患者だったら、

「聴いてください 新曲です」

とか言って明後日の方向に向かってブツブツ歌ってるかもしれません。 笑

 

余談ですけど、病棟では音楽に触れる時間が結構多い気がします。

カラオケ番組を見たり、カラオケを歌ったり、合唱の時間とか打楽器を演奏したり。

音楽と心って、やっぱりすごく密接なんだなぁって。

若い頃から、絶望感に包まれて生きてますが、自分には音楽があったからこそ今がある気がします。

この人生、わらわば笑え。

少しでも最高だと思える「今」があれば、きっと死ぬ時も後悔はない。

だから思い切り生きるんです。

 

 

 

 

 

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