力不足 でも悔しくて突っ張った思い出

20代の頃
高校卒業後、北海道から状況したのは映画俳優になりたかったから。
レッスン受けたり、オーディション受けたり、アルバイトしながら奮闘してました。
そうした日々の中で、色んな人との出会いもあり。
親しくしていた方がいて、その人は役者の道を続けている中、僕は音楽の方に夢が変わりました。
オリジナルソングを一生懸命作り始めていた頃です。
彼が自主制作でショートムービーを作るということで、それに使う曲を作ってくれないか?というお話を受けて。
「お!なんかミュージシャンっぽいじゃないか」とハリきって制作を引き受けました。
2週間仕事を休んで
そのころは確か、北海道から関東に戻ってきたばかりで(※上京後、札幌で1年だけ暮らしました)、自動車部品工場で派遣として働いてました。
リーマンショックの前です。
退屈な仕事だし、なんか勘違いしてる態度のデカイ社員はいるし、別にやりたい仕事じゃなかった。
でもハゲてるし、こう言っちゃなんですが、こういう感じの仕事しか採用してもらえなかったから。。。
昼ごはんは食堂で食べるんですけど、カレーが安くてよく食べてました。
なんか、鉄の味がするんですよ💦
たぶん、口の中が汚れてたからかな?💧
仲間もいないし、ほとんど喋ることもなく過ごしてました。
依頼された曲作りを一気に行うために、僕は思い切って休みを取りました。
確か2週間くらいだったはず。
仕事に復帰すると、すぐにクビになりました 笑。
休みをこんなだけ取る派遣なんて、いらないわな💧
ま、派遣社員やバイトなんてそんなもんです。
ちょうどリーマンショックの影響があった時期だったような、そうでもないような。。。
「派遣切り」って言葉もよく聞きました。
リーマンショックの影響がないわけじゃないんでしょうけど、僕の場合はシンプルにクビになったんだと思います。
「2週間休むだと?舐めてんのか?」
ま、そういうことだと思いますよ。
そんな風には言われませんけどね。
派遣会社の担当者から「あの、今月で契約打ち切りとのことです」って言われるだけ。
「ああクビか。ちょうど辞めたかったしちょうどいいや」
そんなノリで月末であっさり辞めました。
1年半くらいは勤めたんだっけか?
全曲ボツ
ハッキリ言って、バイトはまた探せばいい(なかなか受からないんですけどね💧)って感じでしたが、10曲ほど制作して渡したオリジナル曲の評価が気になってました。
結果としては、全曲ボツです。。。
採用してもらえる曲どころか、なんか全然ダメっぽい感想だったような。。。
(確かにクオリティは…💦)
今思うと、それも仕方ないな💧というクオリティだったかもしれません。
でも当時だって自信を持って楽曲制作をしていました。
僕は独学で音楽をやっているので、DTMだって誰からも学ばず自分で身につけています。
自惚れていたわけじゃありませんが、側から見れば素人音楽でしかなかったのかもしれません。
正直、ガックリしました。
「あなたの曲は全然ダメ」って突き放された感じがして。
それがなんとなく胸に残って、その方とはすっかり疎遠になりました。
(揉めたわけじゃないんですが、僕が勝手に距離をおいた)
仕事を休んで夢中で曲を作り、会社をクビになり、音源も不採用。。。
チャンチャン♪ って感じでしたね。
仕方がないこと
もちろん、クビになった会社も、曲を依頼してくれた方も、別に悪いわけでもなんでもない。
かといって、情熱の赴くままに曲作りのために休み、一生懸命に低クオリティの音源を作った自分だって悪くないはず。
自分の音楽を認めてもらうということはとても大変なことだと、その時からわかってました。
今、SNSでは誰もが発信できます。
音楽の発信も然り。
「歌ってみた・弾いてみた」でいいねをもらって喜ぶような人にはなりたくない。
オリジナルソングをガチンコで発信してる人がどれだけいることか。
顔も見せずリスクも恥の覚悟も不要。
若い女の子の演奏動画は、あっという間に何万再生。
速弾き・スラップ・器用なテクニシャン。。。
ドヤってなんになる?
「君は凄い逸材だ!ぜひプロにならないか?」
そんなスカウトでも来ると思っているのか?
そんなんじゃ、ボブ・ディランのカッコ良さはわからない。
そんなんじゃ、キース・リチャーズの魅力は感じれない。
「ロックンロールの未来を見た!その名はB・スプリングスティーン!」
かつてそう言われたあのブルース・スプリングスティーンでさえ、1日30曲とか作ってたりしたとか。
大量の嫉妬が混じっている妬みで恐縮ですが笑、ちょっと発信しただけで評価される方がおかしいでしょ。
たとえ評価されなくても自分のオリジナルで勝負する。
あの頃と大して変わらないことを、現在も相変わらずやっているわけです。
音楽制作のスキルも、歌作りも、年齢と共にそれなりに上手くなってるはず。
それでも、他人様の評価は別問題。
何も伝わらなければ、自分の力不足。
自分の音楽に魅力がない。それだけ。
だけど、自分の音楽をクソだとは思っていません。
最低でも1人のファンがいる。
自分自身は、自分の音楽を良いと思ってる。
だから、僕が発信するのはオリジナル作品です。
仕方がないこと。
それはそれとして、自分の音楽に対する馬鹿正直な姿勢は曲げたくないと意地を張っています。
オリジナルアルバムを購入してくれる方、
AudiostockのBGMを使用してくれる方、
そういう方々のためにも、僕はもっと自分自身の音楽に磨きをかけていきます。
追伸。
僕はフリーランス。
音楽制作に関する依頼にも、もちろん同じ熱量で取り組みます。
オリジナル曲制作や歌詞に音楽をつけてほしいなど、音楽に関するお仕事相談、お気軽にどうぞ。
僕は自分の作品や情報を、バンバン公開してます。
それは僕の作風やクオリティを参考にしていただくためでもあります。
フィーリングが合う方、ご縁があることを楽しみにしています。