オリジナル曲「FINE FALL DAY」2021版

秋晴れの日に

サビにあたるフレーズ、

On a fine fall day!(秋晴れの日に)

 

この一言に色んな思いが詰まった曲です。

この歌を作ったのは確か30歳前後だったような。

今から12年くらい前ですか。

 

10年前と同じ深呼吸

 

歌詞の一部ですが、制作当時も「現在の自分と10年前の自分」を見つめて、もどかしさを噛み締めていたような記憶があります。

街道沿いではなく、中央線沿線沿いを歩くのが好きで。

黒いブーツのかかとがコツコツ。

枯れ葉がアスファルトに散らばる季節は、空気が澄んできて青空の突き抜け感が気持ちいい。

「あーあ、全然うまくいかないなぁ。。。でもま、頑張るさ!」

そう思ったあの瞬間。

3分の曲には何年も何十年もの時間が凝縮されています。

そして10年後にこの歌を聴いたとき、今が思い出になっている。

素晴らしい過去は、今この瞬間をどう生きるか、です。

 

なんつってね。

カッコつけたところで、ハゲてますやん!な作者なので、聴いてくださる方が主役となってくれることを願っています。

ファーストバージョンとはちょっと違う雰囲気

もっとストレートなビートだったファーストバージョン。

全体的な雰囲気は継承しつつ、アレンジは全然違う感じになりました。

ライブでも秋にはよく歌ってましたし、お気に入りの歌のひとつでした。

しかし、DTMの腕が今よりもなくて、音源がイマイチ。

リズムマシンの単調なビートに、勢いまかせのギターと歌。

各パートも微妙にズレてるし、「ザ・宅録」って感じのつたない作品。

それでも妙な良さを勝手に感じていて、それはきっと自分なりのエモーショナルな割合が大きい歌だから。

フリーランスとして音楽制作を再開したとき、必ず録りなおそうと思っていた曲の一つです。



苦労したこと

前回の記事でもお話ししましたが、今回はとにかくエレキギター録音が大変でした。

僕の場合、エレキギターはリフやソロフレーズのようなものとして曲に華を添える感覚。

でも、曲というのは全て同じ構成なわけじゃない。

アレンジも違えば使用楽器もその時々。

 

今回はエレキギターが、ミスマッチというか、「エレキギターの居場所」が定まらなかったんです。

加えて、グルーブ感を合わせるのが厄介。。。

機械的クオンタイズでは揃えにくい「ノリ」という部分。

なんと表現すればいいのか「(前後)のめり」があるリズムにしたもので💦

「突っ込む」とか「モタってる」とかいうあの感覚です。

その微妙なタイミングと、録音時のレイテンシーの問題が絡んで、とにかく素直に録音しただけじゃズレが生じる。

聴感上で判断したり、波形でタイミングを調整したり。

ほんと、いつも思う。

プロのレコーディングとかって、レイテンシーどうしてるんだろって💦

そんなもんないのかな?

 

短めのBGMなら1日で完成させるようにしてるんですが、歌モノということもあり今回は4日間かかってしまいました。

たいていが2日間で作るんですけど、リズムトラック、エレキ録音、その他パート録音、ヴォーカル&MIXでそれぞれ1日ずつ費やした感じですね。



10年前よりだいぶ良いはず

出来上がると毎回反省点が見えるんですが、いつもベストを尽くしてはいます。

今回のポイントはグルーブの人間らしさ?

そんなたいそうなもんじゃないかもしれませんが、少なくとも僕は機械的に整えるのは難しい部分だと思ってます。

腕のいい方なら、クオンタイズを駆使してどんなグルーブも生み出せるのかもしれませんが。

グリッドに合わせるんじゃなくて、グリッドから外れてるノリに合わせるんですから、僕は手動で調整する方法しか知りません💦

どうにか地道にタイミング調整を重ねながら完成させました。

自分なりのベストです。

これ以上は、楽器演奏のスキル&MIXのテクニックがアップしない限り無理 笑。

 

自分の歌なので自由に批評しますが、ファーストバージョンの音源よりはかなり良い感じだと思ってます。

でも「若さゆえのエネルギー?」みたいなのは、荒削りな昔の音源の方に軍配が上がるかも。

誰に教えてもらったわけでもない音楽制作。

今時サウンドでもないですしね。

でも自分っぽいサウンドの質が昔よりは上がってるし、MIXの腕もよくなってるはずです。

 

色んなクリエイターやアーティストのオリジナルサウンドがSNSやYouTubeでもアップされています。

みなさん凄いですよね!なんでそんなにMIXができるの?って思う。

動画でも学べる解説が色々あってか、若いであろうクリエイターさんの腕に嫉妬します💧

 

でも、おじさんから言わせてもらうと、機械的なんですよね。

すごく整ってて、色んな音が鳴ってて、派手で、一瞬「おぉ!」って思うんだけど、無機質。

スキルはめちゃくちゃ重要だとは思いますが、僕は感覚的なスキルも高い音楽製作者になりたいと思う。

感覚的っていうのは、ズバリ「人間味」

 

いい悪いの話じゃなくて、音楽でも広い意味でのジャンル違い?というか。

ボカロもいいし、EDMも良い。

ラップも深いし、HipHopもかなりスキルが必要。

 

僕の場合は、シンガーソングライター的リアル感かな。

サウンドも出来る限り生演奏感を出したい。

歌はもちろん生身の人間。

楽器を演奏するのは人間で、タイミングを合わせるのも人間。

 

とはいってもDTMの実際は、ソフト音源やMIDIを扱うことが多い。

楽器の録音も、自宅でドラムやアンプを鳴らせる人は少ないでしょう。

なので、機械的な作業はたくさんあるんですが、だからこそ「アナログ感」や「人間的な感じ」を大切にしたい。

 

人間が演奏したら、完璧にグルーブが整うなんてことはないはず。

(その人のスキル次第でしょうけど)

全部が全部、ビタっとクオンタイズ!じゃあ、ん〜僕はちょっと違うかなって。

(※クオンタイズを使うことはもちろんありますが)

 

極端な例えですが、クオンタイズされた歌声なんて悲惨なものでしかない 笑。

整っている作品が良しというのなら、ボブ・ディランやストーンズ、甲本ヒロトさんのボーカルや、昔のブルースマンなんてどうなるのよ?って話。

機械的に完璧な構成作品よりも、プライスレスな価値が上記の例にはある。

かといって。

かといって、ズレてもなんでもロッケンロール!というわけにはいかない。

聴いてくださる方が不快に感じるような作品じゃそもそもがダメなわけで。

グルーブ感が整っているということは、聴いていて気持ちがいいですからね。

 

だからこそ、コンマ数秒の音のズレを気にする。

人間的感覚能力としてベストを尽くす。

それが自分の、「音楽のスキルと同じくらい大切なエッセンス」だと思ってます。

 

そんなことを思った今回の制作過程。

偉そうなことは口ではナンボでも言えますね 笑。

だいたい、ギターが下手なんよ、俺💦

 

聴いてくださる方の目の前で、ちゃんと自分が演奏して歌ってるような楽曲を意識して今後も作品を作っていきます!

ゴチャゴチャと御託を並べて申し訳ありません 笑笑。

 

心地良い秋をお過ごしください!

 

Kazumichiワークス Audiostock

 

 

 

 

 

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