Neil Young(ニール・ヤング)のDouble E(ダブルE)
イントロダクション
ニール・ヤング(シンガーソングライター)
Neil Young(ニール・ヤング)は、カナダ出身のシンガーソングライター。
クレイジー・ホースというバンドを従えたノイジーなサウンドもあれば、アコースティックギターでひとり弾き語るシンプルなスタイルもお手のもの。
その音楽性は幅広く、ソングライターとして生み出した自分の世界をアコースティックでもバンドサウンドでも自在に表現するミュージシャンです。
弾き語りのお手本として名前が上がるミュージシャン
アコギを弾き始めたのは「たま」というバンドごっこがキッカケですが、なんとなく遊んでるだけでした。
弾き語りを本格的に覚えたいと、最初にマネしまくったのは長渕剛さんです。
僕の弾き語りの基礎のは、長渕さんスタイルです。
自分の歌を歌うようになると、これが仇となりました。
「なんか、ナガブチっぽいよねw」
オリジナルを歌うようになると、「〇〇っぽい」というわれるのは恥ずかしくて、屈辱でもありました。
自分の「ナガブチっぽさ」をなくしてオリジナリティを確立したいと思い、フォークやロックのルーツをたどる音楽の聴き方をしました。
「アコースティックギターマガジン」とか、アルバムのライナーノーツとか、長渕さんに関する記事を読んでいると、音楽のルーツや誰に影響を受けたかなど、「音楽性のヒント」のようなものを発見するわけです。
ミュージシャンでいえば、吉田拓郎さん、加川良さん、友部正人さんなど。
海外のミュージシャンでいえば、ボブ・ディラン、そしてニール・ヤングなど。
そうやってルーツを辿ることが、僕にとっての音楽の研究でした。
誰の言葉か忘れましたが、これをキモに命じました。
憧れミュージシャンのマネをするのは、ただのモノマネ。
その人の感性に近づきたければ、その人が影響を受けた人を知らなきゃ。
言わずと知れたボブ・ディラン、そしてニール・ヤングもまた「弾き語りの名手」として名前が上がる常連のミュージシャンでした。
ヘタウマというカリスマ
ギター界?には「ヘタウマ」という表現があります。
超絶なテクニックがあるわけじゃないし、独特のクセのある弾き方が印象的で、一見すると「プロとしては大した腕じゃない」という印象のギターテクニック。
だけどそれは低評価を意味するものではなく、むしろものすごいカリスマ性があるということの裏返しなんです。
YouTubeでも、ものすごいギターテクニックを持っているプロ・アマは山ほどいますよね。
めちゃくちゃ上手い人がね。
でも、全く憧れない。
ニール・ヤングの奏法は「ハンマリング・オン」とかが特徴的かもしれませんが、特別派手なテクニックというわけじゃありません。でも、そのシンプルな弾き語りは、人を惹きつけるオーラをまとっているんですよ。
ヘタウマギタリストっていうのは、ギタリストとして、超絶テクニシャンを上回る称号といっても過言じゃないと思っています。
ただ。誤解されないように言わせてください。
特に、読んでくださってるギター初心者の方に誤解されないように。
「ヘタウマ」は、下手ではないですから!
プロのミュージシャンは、ギターテクがスゴすぎるんで、それに比べて…ですからね?
ニール・ヤングもヘタウマって表現されますし、キース・リチャーズ(ローリング・ストーンズのギタリスト)もヘタウマっていわれますね。
キースにいたっては、自分の衣装のスカーフ?が邪魔でまともに演奏できてない時があったり 笑。
でも、そんな姿さえも世界中の多くの人がシビれるカッコ良さなんですよね。
話が少しそれましたが、ニール・ヤングは弾き語りアーティストのレジェンドとして、一度は聴いてみるのをお勧めします。
好みがありますから、どハマりするかはあなた次第ですが。
ちなみに僕は、ニール・ヤング好きですけど、どハマりまではしていません。
好きなミュージシャンのTOP10にはランクインしていますといった感じです。
ダブルE(アルバム『グリーンデイル』の中の1曲)
ニール・ヤングのアルバムは、全部聴いたわけじゃありません。
おそらく5、6枚でしょうか?
個人的に印象に残っているアルバムは、「MTVアンプラグド」と、「ハーヴェスト・ムーン」、そして「グリーンデイル」です。
『グリーンデイル』の中の1曲で、「ダブルE」という曲があります。
この曲、なんか僕のツボなんですよ。
ブルースとロックンロールとフォークがオリジナルの形で表現されている感じがして。
この歌のジャンルは?と質問されても、よくわからない。
ロック・オペラという説明があり、なるほどと思いました。
確かに、オペラのように日常を歌いながら表現している感じをイメージするとしっくり来るかもしれません。曲調がロックですけどね。
「グリーン・デイル」というアルバムのコンセプトが面白いんです。
架空の村「グリーンデイル」。
その村で暮らす人物が、各曲の登場人物になっているんです。
グリーンデイルの日常が歌となって表現されてるんです。
まずこのコンセプトが良いなと思いました。
これはいつかマネしたい!
正直いうと、ちょっとマネしましたが、ハンパじゃない想像力、クリエイティビティが必要になります。脚本家・映画監督・ミュージシャンを全部こなす感じです 笑。
作れませんでした💧
いつか作ってみたいです。架空の街とそこに暮らす人物の歌。
網走での思い出をもとに作ってみようかな。
自分の理想的な音楽活動スタイルかも
ニール・ヤングは、現在も現役で音楽活動をされています。
歳は調べなきゃわかりませんが、あまり歳に興味はありません。それよりも、いくつになっても新しい作品を生み出している音楽人生がカッコいいです。
映像作品で見た記憶があります。ログハウスのようなスタジオで、マーチンのギターを並べて、弾き語りを録音している姿を。
なんか、その感じが自分の「音楽制作人生」の理想のような気がしました。
もし僕が、自分でスタジオを作って、生活の心配をせずに音楽制作に没頭するとしたら。
ニール・ヤングのような制作スタイルやライフスタイルが、もしかしたら理想なのかもしれません。
アコギ弾き語りにのめり込んだら、ぜひ聴いてみてください。
今は動画見放題で、最高ですね!