AKG C414 XLⅡ 宅録で実感!コンデンサーマイクで一番感動したこととは?

AKG C414 XLⅡ 言わずと知れた名機

超定番名機!

AKG(アーカーゲー)のコンデンサーマイク、C414 XLⅡのお話をします。

AKG C414 XLⅡ

 

もうこれはですね、僕が語るまでもないほど大人気マイクです。

今はちょっと安くなってますね。9万円弱ですか。

今まで何本のコンデンサーマイクを使ってきたのか。

そんな中で一番高かったですし、一番感動したマイクでした。

情熱の10回払い

確かまだ、渋谷のパワーレックを知らなかったんだっけか?

とにかく機材は必ず店頭で購入していました。

昔、秋葉原に、わりと品揃えのいい音楽機材屋がありました。

雑誌で知ったのか覚えていませんが、方向音痴の僕はちょっっと迷いながらもそのお店にマイクを買う気満々で行きました。

BLUE というブランドのBaby Bottle と、AKG C414XLⅡ。

BLUE Baby BottleBaby Bottle SL

この二つで、どっちにしようか迷っていた記憶があります。

C414XLⅡは、当時約12万くらいしたはず。

Baby Bottleが6万くらいだったかな?

値段は倍ほど違うわけですよ。

恥ずかしながら、ずっとアルバイトでクレジットカードもなく、お金をためて機材を購入するか、ショッピングローンというのを組んで分割で支払うかの2択でした。

その時だってもちろん、分割払いで買うつもりでした。

何度もショッピングローンの経験があり、支払いが長引くと場合によっては暮らしがキツくなることもわかっていました。数ヶ月で支払いを終えるBaby Bottleの方が無難かなと思いつつも、どうしてもC414XLⅡが気になる……。

こういう時(ちょっと無理するかどうするか迷った時)に、よく浮かぶ思考がありました。

「(おい俺よ。ミュージシャンを目指してバイトしながら頑張ってるんだろ?)」

「(音楽制作に金使わないで、どこで使うってんだよ)」

「(いい音楽作りたいなら、いったらんかい!)」

ミュージシャン志望なら機材をケチるな。

この日も、そんな心の声が最後の決断を後押ししました。

気合の分割10回払い。

へへ…へへへ…… 買っちまったぜ……

興奮冷めやらぬ心地で、頑丈なケースに入ったC414XLⅡを抱えて部屋に帰ってきました。

通電してない?

八王子のマンション。

ここは一応鉄筋コンクリート造でしたが、楽器演奏がOKというわけではありませんでした。

それでも、音楽制作ができていました。

電子ドラムを調子に乗って叩いてた時は、思いっきり壁を殴られました。

あれはね、僕が100%悪かったので、ただただやっちまった感でした💦

それからは、ギターと歌を録音するときはユニットバスに機材を持ち込んで録っていました。

浴槽にマイクスタンドを立てて、便器の上にマイクプリを置いて 笑。

すんごい天然リバーブかかっちゃってね。

本当は、もっとデッド(反響がない状態)で録って、リバーブはエフェクトで調整したかったんですけどね。部屋では大きな声で歌えなかったので。

話はさかのぼって。

C414XLⅡのマイクチェックをしてみたくて、買ってきたその日にさっそく部屋でセットしました。ちょこっと録音してみるだけだから、普通に部屋にセットしました。

アコギを抱えて、さて録音してみようか!とヘッドフォンをつける。

ノイズの感じは…あれファンタム電源入ってる?

(※コンデンサーマイクはファンタム電源が入ってないと使えない)

ん、入ってるか。

あれぇ?通電してなくない?音がしないんだけど?

マイクに向かって「あーあー」と声をかけました

「あー あー!」

!!!!

ちゃんと音拾ってるじゃん!

何が言いたいかというと、

超低ノイズだったのであまりの静かさに通電してないと思っちゃったんです!

もう、その瞬間感動しましたよ。

スゲェって。

これまで使用してきたコンデンサーマイクとは、レベルが違いました。

確かに価格も高いですが、納得してしまった音質でした。

ギターを録音してみると、グッと締まったスタイルのいい低音。

クッキリしてるから硬めではあるんですけど、鮮やかな華のあるサウンドです。

そこからは、先述の「ユニットバス内レコーディング」でたくさんの歌を録音しました。

涙の別れ

時は経ち、暮らしが不安定になりました。

震災後に給料も減り、音楽活動継続のために新しいバイトを探すも、なかなか見つからず。

引っ越しを考えていたんですが、なにせ仕事が決まらない。

不採用。不採用。不採用。。。

引っ越し資金が貯められない。

僕は暴挙に出ました。

「(どうせ引っ越したら、また新しい仕事を見つけるんだし…)」

「借金して引っ越しちゃおう!!」

消費者金融で限界までおろし、ギター以外の機材を全て売ってお金に変えました。

もちろんC414XLⅡもさよならです。

分割ローンで買って、ようやく支払い終わって、そして売却。

新大久保の中古楽器屋にいろんな機材をいっきに持ちこんで、引っ越し代の足しとなる現金を捻出しました。

店のスタッフさんが、機材のチェックをしている間、ちょっとだけ泣きそうな気分で。

「(いつか。いつかまた音楽制作してやるからな!いつか…いつか…)」

そうしてC414XLⅡは売ってしまいました。

 

C414XLⅡ使用音源↓

自分史上最高のマイク

今は、録音できるマンションです。

今こそ、あのマイク使って音源制作したいもんです!

シュアーのSM58でボーカルを録音し、ギターはAKGのP170というスモールコンデンサーマイクを使っています。

もう少しだけいいコンデンサーマイクを買おうと思えば買えますが、

経験として、C414XLⅡクラス以上のマイクじゃないと、もう満足できないのはわかっているので、あえて買っていません。

この先、もっと自分でお金を稼げるようになったら、また良いマイクで音楽作りたいですよ。

自分史上では最も感動したマイク、C414XLⅡ。

僕は金持ちになることには興味がないので、お金稼げるようになったら機材に投資しまくると思います。そして音楽制作の仕事して、自分の作品も売って、稼いで、また機材に投資して。

その集大成として、「STUDIO Kazumichiワークス」が完成する日が来ることを、

なんの根拠もなく信じてみようと思います。

その時はきっと、またC414XLⅡを持ってることでしょう。

サウンドハウス

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