【自作防音室】DIY!良い子はマネるな?アパート内にガチ防音室を作ったお話

6畳一間に作ったガチ防音室

イントロダクションヴォイス↓

ミュージシャンになる夢を持って田舎から上京し、都会の安いアパート暮らし。

「いつかビックになってやる!」

相棒のギターをジャカジャーン!と弾いてると、

ドンッ!!!

ロマンチックじゃないガチの壁ドンをされます。

田舎で暮らす音量感覚は、都会のアパートでは騒音トラブルのレベルなんです。

事件に発展するのも珍しくないくらい。

そんな環境でどうやってギター弾けっての?

どうやって歌の練習するの?

最終的に僕は、自作の防音室をひとりで作り上げました。

良い子はマネしないでね💕と付け加えつつ、思い出話を。

たどり着いた究極の手段

アパートじゃまともな練習ができないことは想像してました。

その前の部屋は一応マンションでしたが、隣の部屋の音楽は聴こえるし、電子ドラムを叩いてた時は思い切り壁ドンされました。(あれは自分が悪かったです💧)

マンションでも音は響く

もっと前には、札幌でピアノOKの音大生が住むような防音アパートで、管理会社の男性二人に直で怒られました。(あれはちょっと納得いかなかった)

若い頃の経験も踏まえて、ちゃんと練習できる場所を探しました。

■練習場所がなかった

まずは公園を探しました。公園もね、普通に怒られます。

僕はあくまでも練習をしたいので、昼間に人前でとかはやりたくありません。あの頃はロックンボイス全開ガナリ声で歌っていたので、夜とか、深夜とか、どんなに大きな公園でも叫び声をあげてる男でしかなく、お巡りさんに見つかればアウトです。しかも、大きな公園までチャリで2時間よ?やってられません。

スタジオを探しました。

一箇所だけありましたが、予約があまりとれなさそうで(数部屋しかない)ちょっと高い気がしました。

カラオケボックスを利用しました。

ギター持ち込んで、オリジナルを弾き語る。飽きてカラオケ歌う 笑。

バンドならスタジオ練習もしょうがないかなと思えますが、ひとり歌いたいだけなんです。

毎日歌いたいのに、お金はかかり、好きな時間に歌えない。

■録音もしたかった

そして、もうひとつの悩み。録音ができない。

これまではユニットバスにマイクをセットして録音とかしてましたが、アパートじゃそれも厳しい。スタジオで録音するのは面倒臭い。

■そうだ。防音室をつくろう。。。

ネットで防音室を調べていると、けっこうヤンチャな方がいるもんです 笑

自分で防音室を作っちゃってるんですよ!

わりと器用でDIYも好きな僕は、思いました。

「これなら俺でも作れるんじゃないかなぁ?」



制作期間2ヶ月

いっきに制作意欲が湧いてきて、ネットのノウハウを参考にしながら作り始めました。

結果、完成までにかかった期間は約2ヶ月。我ながら過去最高DIYでした!

■休日昼間に作業

作業できるのは、休日の昼間だけです。

夜はもちろん無理です。電動ドライバーとか、タッカーとか、かなりうるさい音がします。

頼むから苦情来ないでくれ!とビクビクしながら大工仕事してました。

■バレないように

部屋自体に傷はつかないはずなので、物理的に問題はないんですが、見つかると厄介ですよね。部屋の中にバカでかい小部屋を勝手に作ってるんですからね💧

材料はコンパネ、ツーバイフォー、グラスウール、遮音シート、などです。

ネットで購入する材料以外は、ホームセンターで購入してコソコソ運び入れていました。

制作工程写真

ずらっと制作過程の写真を公開。

まずは床部分
側面の骨組み
床に組みつけていく
電動ドリルが大活躍
【石膏ボード・遮音シート・グラスウール・遮音シート・石膏ボード】の5層構造

ドアがはまる部分
ドアも5層構造

取り付けは苦戦しました
オリジナル ドアロック!

完成!

酸欠になるほどの防音性能

感動の完成に浸るのも束の間、さっそく歌いまくりました。

空気が遮断される感覚、しっかり遮音と吸音が効いている実感があり嬉しかったのを覚えています。眠気を感じるのはなぜだろうと思ってましたが、いわゆる「酸欠」でしょうね💧

■換気厳守

けっこう全力で歌い込みます。ライブのセットリストを組んだら、本番を想定して数十分歌い続けるんですが、だんだん空気が薄くなってくるのを感じます。暑くて汗もかくので、なおさら息苦しさを感じます。座ってると睡魔に襲われるほど。気を失ってからでは遅いので、ちゃんと40分に一回は扉を開けて換気してました。

■夏はサウナ

防音性能第一で作ったので、かなり密閉度の高い空間でした。体温によって、数分で室内が温まるほどです。夏場は、ドライサウナでした。タオルを巻いて、トレーニングのごとく歌いこんでいましたね。だらっだら滝のような汗をかいていたので、フィットネスした後のような爽快感がありました。

■苦情はこなかった

防音室が完成した時、ちょっとした奇策を打ちました。

上の階の住人にプリンを手土産に持ってご挨拶に行きました。

「下の階のものです。実は……」と音楽をやっていること、防音室を作ったことを打ち明けました。

そして、どのくらい聴こえるか効いててもらっていいですか?とお願いしました。

防音室の中で、アコギを強めに弾きました。

そして再び上の階の住人に「どれくらい聴こえますか?」とたずねると、

「あ、なんか弾いてるなーくらいですかね。テレビつけてたらわからないかも」

心の中でガッツポーズをして、プリン食べてください!と気持ち悪い笑顔を捧げました。

■サザエさんより静か

とはいっても、念には念を。

どのくらいの音漏れなのかを知りたくて、「TV 対 防音室音漏れ」を開催。

・その時放送していたサザエさんのTV音量

・防音室の中でしっかり歌った場合の音漏れ音量

これらをハンディレコーダーで録音しました。

おおよそですが、防音室で思い切り歌ってる時に部屋に漏れている音量は、TVをつけているのと同じくらいの感じでした。

つまりは、普通なら苦情になる音量が、TVの音量くらいまで抑えられているということです!

素人工事の防音室。上出来です!

小さなプライベートスタジオ

毎日のように、好きな時間に練習できました。

洗濯機を回している間、お風呂をためている間、ご飯をたいている間、隙間時間を使って歌うことができました。たまにお風呂のお湯があふれていましたが 笑。

■音源制作に大活躍

録音ができるようになれば、音楽制作のやる気が出てきます。

PCやアウトボード、MTRを使っていた時期もあります。ギターもしっかり弾けましたし、全力でボーカル録りもできました。狭かったので(実質0.5畳くらい)マイクとの距離が取れなかったことが、録音時のデメリットでした。

■大音量選手権

録音を重ねていくと、どんどん生楽器を使いたくなってきて。普通アパートじゃ絶対使えない楽器も防音室内で使いました。

例えば、スネアドラム!

めちゃくちゃ音デカイ笑!!!

さすがに遠慮しながら叩きました。これは苦情の恐れが💦

音量もそうですが、打音って響くんですよ、振動が。ドンドン・カンカン・コツコツっていう打楽器系はスタジオレベルの防音性がないと無理です。カホンも叩きました。

ギターアンプにベースアンプも鳴らしてました。

防音室自体がアンプの音圧で振動してるんです。丸ごとスピーカーになってる感じ。

ハーモニカは、まだ可愛いもんでしたね。

弾き語りにはハーモニカが合うんですよねぇ。

色んな実験を繰り返しながら、たくさんの歌を録音しました。

廃棄の方法

部屋が産廃で圧迫

かなりお世話になった防音室でしたが、いつかは解体して廃棄しなければいけませんでした。

それを決意したのは、正社員になった時でしょうか。

僕の中で、正社員になる=夢をあきらめるだったので。

意を決して解体。2ヶ月かかって作った城は、一日でバラバラになりました。

部屋の2/3を埋め尽くす産業廃棄物に囲まれながら眠った数日間。

■産業廃棄物業者に依頼が必要

廃棄の際は、産業廃棄物として業者に処理してもらう必要があります。

僕は、街の便利屋さんと産廃業者の両方に見積もりしてもらいましたが、だいたい同じくらいの費用感でしたね。

僕は確か¥75,000くらいかかりました。

ゴミ捨てに、この金額💧

業者さんにも言われました。

「個人でこんなに産廃出す人は滅多にいないですよ」

情熱のDIYは未来を想像した

今考えれば、あまりにも情熱がほとばしり過ぎなDIYでしたが、自分の音楽に対する本気みたいなものが誇らしい思い出でもあります。

解体処分のあと、しばらくして引っ越しました。

現在は、楽器演奏可能マンションです。

あんなに苦労して楽器演奏してたのに、今は弾き語りも普通にできます。

あの小さな防音室の中で思ってました。

「いつか防音マンションに住みたいなぁ」って。

願いが全て叶うわけじゃないですが、叶うこともけっこうあるんですよね。

防音室を壊して、もうやめてしまいそうになった音楽。

でもこうして、ずっとずっと続けてます。

そして今はこう思ってます。

「生ドラムだってOKのプライベートスタジオに住みたいなぁ」

さて、これは叶うのか?

 

 

 

 

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